ぼくのなかのほんとう
パトリシア・マクラクラン・作
若林千鶴・訳/たるいし まこ・絵
定価 本体1300円+税
A4変判/164ページ
小学校中学年から
「ぼく」の名前はロバート。ひとりっ子だ。
父さんと母さんは音楽家。家ではいつもバイオリンやピアノの練習をしている。ぼくは、兄弟がほしかったけれど、母さんたちは、犬をいっぴきもらってくれた。エリーという名前をつけた。エリーは、ぼくの親友になった。
今年の夏も母さんたちは、演奏旅行で忙しい。それで、ぼくは、おばあちゃんのマッディの家へ行くことになった…。
そこで過ごした夏の日々を、マッディやその友人のお医者さんのヘンリー、エリーや森の動物たちを通して、「ぼく」がぼくのなかにある「ほんとうのこと」を見つけていくものがたりです。